このネタ、2010年にもやったのだが、少し進展があったので、それを最大限膨らませつつ、進めていきたい。
音楽業界で世界的に成功しようと思ったら、英語で歌う。これはマストだ。だから世界中のアーティストが英語の歌をリリースしている。しかし「母国語でない英語で歌う人の歌」は、英語圏の人たちにはどう聞こえているのであろうか。どれくらいの訛りであれば許されるのか。ジェロが「あ~ぁ、かわ、のな~がレのyou knee」等と歌ったとしたら、その歌に感動を覚えることはできるのか。
発端はノルウェーの女性歌手 Lene MarlinのPlaying My Game。いわゆる爽やか系ポップで、1999 MTV European Music AwardsでBest Scandinavian artistとして表彰されている。が、聴いたところ、英語のアクセントが「これはちょっとないんじゃないの?」と思われるものだった。発音が、というよりもメロディーと歌詞の組み合わせが。日本人が聴いて「?」と思うくらいだから、実は猛烈に変なアクセントなのではないか。・・・と考えると、「じゃあ英語圏で歌っている外国人の人は、実際どうなのよ?」という質問にたどり着く。
ということで検証。2010年に調査したのは米人2名。で2016年、同じ質問を別の外人2名に実施。もっと30名とかにやれよ?というのはもっともな話だが、アホなことに付き合ってくれるコネがないのです・・・。
彼らに米国ではない国の人が歌っている歌が、米国人の歌と区別できるのか、出来るとしたら受け入れられるのか(感動できるに足るレベルの英語なのか)をヒアリングする。我々は日本人で、英語のニュアンスについては分からない。しかし、彼らなら分かるはず。皆様わくわくしますか。え、しませんか。当方は非常に楽しみである。
それでは、以下が評価に使用した外タレの皆様。我々にとっても外タレだが、アメリカ人にとっても外タレだ。皆さん超メジャーなので問題はないはずだが、とりあえず聞いていこう。
Nickelback (Canada)
骨太なロックで米国では国民的スター(少なくとも2008頃は)。ラジオを付ければ必ず流れてた。当方はCanada出身であることを最近知った。
Coldplay, Oasis (UK)
UKのメジャーどころとして。英語圏の人なのだが、米語・英語の違いとして。
U2, Enya (Ireland)
第一公用語はアイルランド語だが、現地では一部の中高年をのぞき英語が使用されている。Enyaの曲では一部アイルランド語のものもあった、ような。
Rickey Martin (Puerto Rico)
どこの人か知らなかったが、調べたらプエルトリコ出身だった。ちなみにプエルトリコは米国領だが、一般的にはスペイン語が話されているとのこと。
ABBA, Cardigans (Sweden)
北欧系で誰でも知っているABBA。「北欧のシブヤ系(死語)」カーディガンズのプロデューサーであるトーレ・ヨハンソンは日本のアーティストのプロデュースもやっていた(例:原田知世)。
Bjork (Iceland)
熱狂的なファンが多いとも言われるアイスランドの歌姫。どうなのよ。
JET (Australia)
iPodのCMにも使用されたAre You Gonna Be My Girlはあまりにも有名。これも英語圏だが、豪語か。
ということで、結果は次回。しばしお待ちを。
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